日本では高齢者の寝たきり予防のため、
車椅子に長時間座らせるケアをおこなってきました。
しかし、座らせたままによる心身への弊害が問題になってきたのです。
高齢者が
車椅子に長時間座ることでどんな影響が出てしまうのでしょうか。
▼高齢者が
車椅子に長時間座ることによる弊害
健常者であっても長時間座ったままでいると辛くなってきますよね。
では、自力で体を動かせない高齢者が長時間座ったままだとどうなるのか、主な3つの弊害を挙げていきます。
■姿勢崩れによる呼吸機能の低下
要介護の方は、姿勢が崩れてしまうと自力で直せません。
体幹が前傾となることで胸が圧迫され呼吸が浅くなってしまいます。
■褥瘡が起こる
座り直すことができない要介護の方は、長時間の座位による褥瘡が起こりやすくなります。
■疲労が蓄積される
姿勢崩れのまま
車椅子を無理に自走したり、前傾姿勢で呼吸が浅い状態だと体力を消耗し、疲労が蓄積されていきます。
▼高齢者の長時間の
車椅子利用に必要なこととは?
高齢者の長時間の座位対策として、調整機能の利く
車椅子や座面に工夫が施されたサポートグッズがあります。
近年、
車椅子利用の方の姿勢崩れを防ぐため、シーティングによる予防を始めている
施設もあります。
▼まとめ
高齢者の方が
車椅子で長時間過ごすためには姿勢の維持が大切です。
熊本県宇城市の『合同会社6L』では経営者自らがシーティングコンサルタントと作業療法士の資格を有しています。
利用者様の身体機能を最大限に発揮できるよう、
車椅子生活のケアも万全です。